価値観

格差社会の根底に価値観の同一化
■異なることを良しとする文化育て

 ≪1+1が3や4になる≫

 最近、格差社会という言葉をよく聞く。格差社会とは富裕層と貧困層の差が著しく拡大し、社会的階層が固定化し、社会の活性が失われるとともに、貧困層の人々の幸福追求権が著しく阻害されている状態である。ただし、格差が小さくなりすぎると豊かさを求める人々のモチベーションがなくなり、社会の活性は失われ、社会全体の豊かさは減少する。このため、社会の格差を適正な水準に維持することが重要である

 格差を増大させる力は価値のシナジー効果にある。それは、複数のものが組み合わされると、新たな影響や価値が現れ、その結果、統合されたものは部分の和より大きくなることを言う。

 ものの価値を例としていうと、価値は1+1が2になるのではなく、2より大きな値になる。たとえば、携帯電話にGPS(衛星利用測位システム)を組み合わせると地図上で自分の位置が分かるだけでなく、110番など緊急通報時にも警察署が自動的に通報位置の確認ができ、迅速な対応が可能となる。

 つまり価値あるもの同士が結びつくと、それらの和以上に大きな価値を生み、1+1は3にも4にもなる。この価値のシナジー効果が格差を生み出す原動力なのだ。価値あるものは別の価値あるものと容易に結びつき、価値はますます巨大化し、価値の少ないものは他と結びつかず、社会には価値の格差が生じる。こうして、富めるものはますます富み、貧しいものはなかなか貧しさから抜け出せないという状況が生まれる。


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